政治・選挙業界の闇の用語集 衆議院選挙が近いので、2015年に書いた政治・選挙用語集の記事を復活させました。ウグイス嬢 皆さんご存じ街宣車で候補の名前を決死の覚悟のように訴える女性のこと。ウグイス嬢を派遣する業者があって特に党派は関係ないので、同じウグイス嬢でも派遣先に応じて自民党の応援をやったり民主党の応援をやったりする。候補者の奥さんや知人の女性や支持団体の女性がウグイス嬢をやることもある。若くて綺麗なウグイス嬢だと街宣車の男衆の士気も俄然上がる。ベテランのおばさんウグイス嬢だと(ベテランの方が遙かに上手なんだけど)街宣車の男衆は割と沈黙してる。…さらに読む
大学1年生の時に書いたレポートです。1.はじめに 本論は、戦後の政党間における政策論争の主要な対立軸の分析を通じて、戦後日本の民主主義について考察し、その感想を記述していくことを目的とする。政党は、その発生の起源や本質においても、社会生活の中で自由に結成される自発的な集団だが、その目的は権力機構の獲得にあり、目的達成のために有権者に政策を提示する。現代の複雑な社会の統合には、「社会と国家の架け橋」(E.バーク)としての政党の果たす役割は大きく、議会における政党間の論争は現代の民主主義の不可欠な要素となっている。…さらに読む
2ちゃんねるのはてな村民スレッドで、「サイバーメガネはブルデューしか引き出しがなさそうw」とか書かれているので、自分とブルデューの出会いを思い出してみる。エリボン:そうすると知識人のはたすべき役割とは何なのでしょうか。ブルデュー: それはもうはっきりしています。装置の言葉が覆い尽くし、装置という怪物が生んだ現実、その現実の理論的分析が欠如しているのです。要するに理論が不在なのです。スローガンや激しい呪詛は、あらゆる形のテロリズムに行き着きます。…さらに読む
「いいくにつくろう、鎌倉幕府」は日本史で最も憶えやすい語呂合わせで、鎌倉幕府の成立を1192年と記憶しているロスジェネ世代も多いことだろう。しかし最近の中学や高校の歴史の教科書では、鎌倉幕府の成立を源頼朝が征夷大将軍に任命された1192年ではなく1185年と教えている。語呂合わせは「いいはこつくろう、鎌倉幕府」。1185年に文治の勅許により源頼朝が諸国に守護・地頭を設置することが認められ、軍事・警察権を実質的に掌握したことを源氏政権の成立と見なす学説が主流になってきたことが大きい。…さらに読む
『国民クイズ』という漫画をご存じだろうか。1993年に『モーニング』で連載されていたディストピアSF漫画だ。今となっては知る人も少なくて話題に出ることも少ないが、私は小さい頃にこの国民クイズを読んで強い印象を受けた。1993年という時代はバブル経済が崩壊した直後で、まだ日本は世界第2位の経済大国で、世界中に商品を売り歩き、アメリカの企業やロックフェラービルなど様々なものを買収していた豊かな国だった。将来の世界経済は日本を中心に動くという本も沢山あった。その時代を象徴する漫画で内容も皮肉に飛んでいて面白くオススメなので紹介させて頂きたい。『国民クイズ』は未来を描いた漫画だ。…さらに読む
第二次世界大戦までの日本の諜報活動や防諜活動に関しては、終戦前後に多くの資料が焼却されていないため詳細が分かっていない部分が多いが、当時の回顧録や近年になって公開されたアメリカやイギリスの情報機関の資料などによって明らかになった部分もある。日本を巡る諜報事件としては、ソ連のスパイ・ゾルゲが日本政府関係者や新聞記者と接触して御前会議の「帝国国策遂行要領」などを入手し、日本がソ連攻撃ではなくアメリカ・イギリス・オランダの支配する南方に向かう予定であることをソ連政府に報告していたゾルゲ事件が有名だけど、今回はあまり知られていない「ジミー」と「ラットランド」を取り上げる。…さらに読む
『地球を「売り物」にする人たち』 マッケンジー・ファンク『地球を「売り物」にする人たち』を読んだ。この本は発売前から興味があってAmazonで予約注文して発売日当日に購入したけど、なかなか読む時間が取れなくて今日読了。著者はキューバのグアンタナモ強制収容所から初めて解放された囚人にインタビューしてアメリカの拷問の実態を明らかにするなど気鋭の若手ジャーナリスト。地球温暖化はビジネスチャンスになる この本の内容は地球温暖化による気候変動が止められないことをビジネスチャンスとして捉えて活動している企業・個人・国家などを取材したルポルタージュ本となっている。…さらに読む
国会議事堂には正門がある。ただし、国会議事堂の正門は、議員の初登庁の時か、天皇陛下が参議院にいらっしゃる際にしか開かれない。あなたは国会議員が普段どのように国会に通っているか見たことがあるだろうか?見たことがないだろう。国会議事堂には地下がある。国会議事堂の地図は公開されていないが、一般見学ルートでも地下に降りる階段が存在するのは確認することが出来る。国会議事堂と議員会館の地下は地下通路で繋がっている。国会議員は通常、議員会館から地下通路を使って国会議事堂に登院する。この地下通路は保安上の理由で国民に公開されていない。元議員関連の友人の話によると、最近はこの地下通路に動く歩道も出来たらしい。…さらに読む
第1講 はじめに 本州西端に位置する周防・長門両国は、海岸部にいくつかの狭い平野と、そして山間盆地をわずかに点在させるだけの辺境であり、瀬戸内海側の一部に微かに聚落をみる程度の後進地域であった。周防山地に陥没する盆地のひとつである山口にしても、瀬戸内沿岸から二十キロも内陸へ入り込んだ辺鄙な土地であり、大内氏がこの地を拓くまでは荒涼とした寒村にすぎなかったものと考えられる。瀬戸内に面し、周防国衙の所在地である防府にその本拠を定めていた豪族大内氏が、一族を率いて山口へ入植したのは、十四世紀後半のことであるが、これはまさに唐突ともいえる事件であった。…さらに読む
刑罰 罪を犯した者に対する罰。おもに国家が犯罪者に科する。刑罰は、以下のカテゴリに分類される。1.生命刑 生命を奪う刑罰 1-1.死刑…生命を奪う刑罰。現行法では、監獄内において絞首して執行される。(刑法第11条)(死刑の方法としては、絞首刑のほかに、アメリカの一部の州で行われている電気殺やガス殺、斬首、銃殺などがある。) 2.自由刑 身体的自由を奪う刑罰 2-1.懲役…自由刑のうち、労働(刑務作業)を強制するもの。2-2.禁錮…自由刑のうち、労働(刑務作業)を強制しないもの。(政治犯等の非破廉恥犯に科される。…さらに読む
1 名前:さいとう:2002/07/08 1:38 以下の設問の中から好きなものを選び、字数無制限で論述してください。設問1.あるところに選挙へ行くのが大嫌いなA君がいました。彼は選挙について「俺が選挙に行ったって所詮は30万分の1票でしかないだろう?そんなのは統計的にも無効と同じさ。選挙なんて、つまるところ政治に民主的な正統性を与えるための大衆用のショーにすぎないのさ」と考えています。…さらに読む
大本営は特殊任務機の存在に気づいていた 大本営の陸軍将校に堀英三という人物がいました。彼は情報分析のプロフェッショナルで、連合国軍の作戦に一定の法則性があることを見抜き、フィリピン決戦における連合国軍のフィリピン上陸の日時や規模や侵攻ルートなどをピタリと的中させました。そのため、彼は大本営において「マッカーサー参謀」という異名を持つようになります。彼は『敵軍戦法早わかり』という文書を書き記し、米軍への水際での突撃や夜間の銃剣突撃を行わない方が良いという情報を全軍に伝達しています。この伝達が活かされた事例に硫黄島の戦いがあります。…さらに読む
社会科学の研究への問題意識 社会科学の研究はどうしてなかなか社会へ役立っていかないのかと、ちょっともどかしさを感じています。社会科学の研究活動は多岐に渡っており、例えば近年になって社会学から提示されている「文化資本」や「文化的再生産」などの概念は、より深く突き詰めて考えるならば、現在の教育政策のあり方を根底から問い直すことにつながると思います。また、受験競争で勝者となる機会は誰にでも平等に開かれているという(受験競争を現在も加熱させ、学歴の価値を実態以上に押し上げている)社会的言説に修正を迫るものでもあります。…さらに読む
代議制の機能不全 現代の民主主義の抱える最大の問題は、やはり「代議制の機能不全」に尽きると思います。現代の民主主義は、政治について高い関心を持ち、あらゆる政治的問題について討議によって合理的な選択を見いだしうる「公衆」の存在を暗黙の前提としているわけですが、社会学者ハーバーマスが『公共性の構造転換』で描いているように、そのような市民的公共圏は大衆社会の進展と共に没落してしまったんですね。…さらに読む
教育問題は誰でも議論ができる 「郷土愛・愛国心育むため」 安倍内閣が識者会議設置へ 「ふるさとを理解することが、郷土愛や愛国心を醸成する」(政府関係者)として、小学校で地域の歴史や文化を学ぶ機会を増やすなど、教育も議論のテーマに取り上げる。教育の真の目的は、志ある国民を育て、品格ある国家、社会をつくることでございます。(山谷えり子氏(自民党参議院議員) 教育問題は誰でも議論ができる。誰もが教育を受けたことがあるから、自分の経験に従って教育論を展開できるし、自分の教えたい内容を教育改革として打ち出せばいい。ただ、それはあくまでも個人の教育論の話だろう。…さらに読む
縮小する世界経済 まず、当時の世界の状況をおさえておきましょう。1929年にアメリカ・ウォール街の株価暴落を契機とした世界恐慌によって、1930年代には世界経済は深刻な打撃を受けます。下の表は、国際連盟がまとめた世界貿易の推移ですが、1938年に至っても、恐慌直前の1928年に比べて3分の2程度に落ち込んでいることがわかります。…さらに読む
国際社会 国際社会の特徴は、国内社会と比較した場合、以下の6点に要約される。(1)国内社会にはその社会共通の道徳的判断を反映した法律が存在するが、国際社会にはそのような法律は存在しない。(2)国内社会には法律を必要なときに変更するような政治機関が備わっているが、国際社会にはそのような政治機関は存在しない。(3)国内社会には法律の執行に携わる執行機関が存在するが、国際社会にはそのような執行機関は存在しない。(4)国内社会には紛争を法律に従って解決する裁判所が備わっているが、国際社会にはそのような司法機関が十分に備わっていない。…さらに読む
イギリス学派とは何か 戦後のロンドン大学を中心に形成された国際政治学の一派。国際社会を概念の中心に議論を展開したのは、M.ワイトやC.A.Wマニング がはじめであり、その後H.ブル、F.S.ノーセッジ、英国キール大学のA.ジェイムズ、LSEのR.J.ヴィンセントなどに引き継がれた。イギリス学派のアプローチの特徴は、哲学の「全体論的」な立場にある。つまり、全体はその部分の機械的総和より大きな存在である。国際社会は、それを構成している主権国家などの<部分>よりは大きな、何か独自の論理構造をもつ社会であるとみる。…さらに読む
憲法草案枢密院会議筆記第一審会議第一読会における伊藤博文枢密院議長の演説(明治21年6月18日) 各位、今日より憲法の第一読会を開くべし。就ては注意の為め開会に先ち、此原案を起草したる大意を陳述せんとす。但し此原案の逐条に渉ては今日素より一々之を弁明すべきにあらず。憲法政治は東洋諸国に於て曽て歴史に微証すべきものなき所にして、之を我日本に施行するは事全く新創たるを免れず。故に実施の後、其結果国家の為に有益なるか、或いは反対に出づるか、予め期すべからず。然りと雖、二十年前既に封建政治を廃し各国と交通を開きたる以上は、其結果として国家の進歩を謀るに此れを捨てて他に経理の良途なきを奈何せん。…さらに読む
ドイツ民主主義の無力さとナチスの登場 第一次世界大戦で敗戦国となったドイツは、多額の賠償金を科せられ、国内では深刻なインフレと失業者の増大に悩まされていました。大戦後のドイツには普通選挙権や社会権を保障した高度な民主主義体制が築かれていましたが、各政党はドイツ経済を立て直す抜本的な政策を打ち出すことができず、人々の政治に対する失望や無力感が募っていきました。そこに、まったく新しいスタイルをもった政党が現れます。その政党は、危機に対し無力を露呈した議会を激しく批判し、派手な大衆運動と過激な主張で次々に支持を広げていきました。その政党こそが、ナチス(国家社会主義ドイツ労働者党)です。…さらに読む
稟議制とは何か 稟議とは、「上位の偉い方々に御意向をお伺いする」という意味を持つ古い言葉です。稟議制とは、行政における計画や決定が、末端の者によって起案された稟議書を関係官に順次回議してその印判を求め、さらに上位官に回送して、最後に決裁者に至る決定方式のことです。つまり簡単に言うと、実務を担当する 下の役人が作成した文書が、様々な関係者(上司)の印鑑を押されながら最終的に決定者(大臣や局長など)まで届く制度のことを言います。稟議制について本格的な研究を行った辻清明は、稟議制の欠陥として、(1)能率の低下、(2)責任の分散、(3)指導力の分散などを挙げています。…さらに読む
自衛隊の装備の製造元 装備の名称製造元 89式小銃豊和工業 9mm機関拳銃ミネベア 5.56mm機関銃MINIMI住友機械工業 12.7mm重機関銃住友機械工業 87式対戦車誘導弾発射装置 81mm迫撃砲L16豊和工業 120mm迫撃砲RT豊和工業 96式自走120mm迫撃砲日立製作所、豊和工業 99式自走155mmりゅう弾砲三菱重工(車体)、日本製鋼所(砲塔) 多連装ロケットシステム 87式自走高射機関砲 90式戦車三菱重工(砲塔・車体)、日本製鋼所(120mm砲) 89式装甲戦闘車三菱重工(砲塔・車体)、日本製鋼所(35mm機関砲)、川崎重工(誘導弾発射装置) 96式装輸装甲車小松製……さらに読む
政党とは何か 政党とは何でしょうか。近年は特定の政党を支持しない無党派層の人々が増加しており、既成政党の時代は終わったという主張が唱えられたり、政党に対して何かダーティでウサン臭いようなイメージを抱く人々が増えています。それでは、政党は本当にもはや無用の長物となっているのでしょうか。政党という社会集団が果たしている役割を考えるために、政党の存在しない社会を想定してみましょう。政党が存在しない場合、議会には無所属でそれぞれ独立した意見を持った議員が参加することになります。このような状況で政策の審議を民主的に行うには、議員全員(例えば衆議院ならば480人)の意見を知らなくてはなりません。…さらに読む
なぜ国家は課税ができるのか 市民革命が起きる前の国家、つまり領主や国王が支配する国家は、「家産国家」と呼ばれています。家産国家においては、領土・人民・財産がすべて君主のものとされ、財産権と課税権は一体のものとなっていました。民衆の収める税金は、支配者に対する貢納であると同時に、土地を借りて農耕や商業を営む地代としての性格を持っていました。このため、国家の予算と国王の私的家計との区別はほとんど存在しませんでした。しかし、資本主義の発達と共に、国王や特権的商人による富の蓄積と重税への反発が激しくなり、イギリスやフランスなどで市民革命が起こります。…さらに読む
第1章 自由主義はどのようにして正当化されたか 1 資本主義の正当化 ★私有財産は悪であるか ・自由主義の経済的側面……私有財産と市場を基礎とする「資本主義」 ・ヨーロッパ思想史の上では、私有財産と市場に対して好意的ではなかった 例:プラトンの『国家論』 ・古代ヨーロッパでは、アリストテレスに見られるように、私有財産と富の蓄積については倫理的制約が課せられていた ★キリスト教世界と所有権 ・古代ヨーロッパと同様の傾向は中世キリスト教世界にも見られた 新約聖書マタイ伝「富んでいる者が神の国に入るよりは、らくだが針の穴をとおる方がもっとやさしい」 トマス・アキィナス「けだしそれは、それ自身獲得欲に……さらに読む
多数決と民主主義 民主主義は、民衆の意思を政治に反映させるという理念を掲げています。この理念で考えた場合、すべての人が最も望ましいと思う政策があり、その政策を全員一致で承認することが最も望ましい状況と言えます。しかし、人々の価値観や利害には様々な差異があり、現実には全員一致による意思決定の成立は難しいといえます。このため、意思決定を行っていくために何らかの次善の策が必要となります。そのために考え出された決定方式が、多数者の意思によって決定を行う、多数決です。…さらに読む