CentOS6.3のYUMレポジトリを構築しました
CentOS6.3のYUMレポジトリを構築しました。レポジトリの中には、私の自作RPMと、昨日公開されたばかりのMySQL5.6のRPMを入れました。このレポジトリをCentOSのYUMレポジトリに追加すると、yum installで色々なパッケージが導入できます。
もちろん、自己責任です。特にコンフリクト関係はあまりチェックしていないので、別レポジトリの既存パッケージを上書きインストールしようとするとエラーが発生すると思います。それでも良い方はぜひご活用ください(本番用途よりは最新のミドルウェアの試験用に向いています)。今のところCentOS6.3の64bitのみ対応です。
レポジトリのURL
http://www.testvps.info/centos6/rpm/
レポジトリに現在入っているRPM
- keepalived 1.2.7 (自作RPM)
- Apache 2.4.3(自作RPM)
- apr(自作RPM)
- apr-util(自作RPM)
- subversion 1.7.7(自作RPM)
- checkinstall (自作RPM)
- MySQL5.6関連
レポジトリの追加の仕方
/etc/yum.repos.d/にgeek.repoというファイルを作成して以下の内容を記述してください
[geek]
name=geek Repository
baseurl=http://www.testvps.info/centos6/rpm/
enabled=1
gpgcheck=0
その後、yum clean allを行なって、yum install httpdとかやると、今までYUMでは公開されていなかったApache2.4をインストールできたりします(既にhttpdがインストールされているサーバーには多分コンフリクトが発生して入りません。既存httpdをアンインストールするか、最小構成のサーバーでお試しください)。LVSを簡単に構築できるkeepalivedのRPMも入っています(keepalivedはどの環境でも確実に入ると思います。ipvsadmと合わせて快適なLVS構築ライフを!)。
野良なので、通常は使わず、必要な時だけこのレポジトリを使いたいっていう方は、repoファイルのenabledを0にして、使いたい時に、
sudo yum install --enablerepo=geek keepalived
とかってやると幸せになるかもしれません。
openSUSEの野良RPMレポジトリも作成しました
openSUSE 12.2の野良レポジトリも作成しました。RPMビルドサービスを使っても良かったのですが、自宅サーバーで公開するほうが自由度が効くので。レポジトリはYaSTかZypperで追加できます。こちらも今のところ64bitのみです。
RPMレポジトリのURL
https://www.geek.sc/opensuse/rpm/
レポジトリに現在入っているRPM
- Nginx 1.3.12 (自作RPM)
- PHP 5.4.11(自作RPM)
- MySQL5.6関連
今後の展開
keepalivedもapache2.4もNginx1.3も、まだRPMが世に出ていないアプリケーション(バージョン)です。これからも新しいRPMをどんどん自作してレポジトリに追加していこうと思います。本番用というよりは、主にテスト・検証用途になると思いますが、ぜひ使ってみたい方はお気軽にご利用ください。