Python3基礎

Python3の基本的な書き方について紹介していきます。

Hello World

PythonのHello Worldはとてもシンプルです。

data = "Hello World"
print(data)

変数は=で宣言すると自動型変換されます。print(変数名)で変数の中身を出力することができます。

Pythonでライブラリを読み込みたい

Pythonと言ったら豊富なモジュールやパッケージですよね。Pythonではモジュールやパッケージは以下の定義となっています。

  • モジュール…関数やクラスなどを記述した1つの.pyファイル
  • パッケージ…モジュールとinit.pyを含むディレクトリ(ただしPython3.3以降はinit.pyを含まないディレクトリもインポートできるようになりました)
  • ライブラリ…厳密な定義はないのですがモジュールやパッケージの総称として使われています

何かモジュールやパッケージを読み込む時にはimportを使います。以下はmathという数学処理のモジュールを読み込んで円周率を出力する例です。

import math
print(math.pi)

この出力結果は以下のようになります。

3.141592653589793

モジュール名に別名を付けたい時にはasを使うと良いでしょう。

import math as mt
print(mt.pi)

またモジュールの中で特定の関数のみを読み込みたい場合は、from モジュール名 import 関数名 と記述することで特定関数のみを読み込むことができます。

from math import pi
print(pi)

文字列を結合する

文字列の変数を結合する時は + または += を使用します。

data1 = "Hellow "
data2 = "World"
message = data1 + data22
print(message)

# Hellow World

data1 += data2
print(data1)

# Hellow World

複数行の文字列を扱う

改行を含む複数行の文字列を扱うには”””で囲むと良いです。

data = """
テスト
テスト
"""
print(data)

#
#テスト
#テスト
#

文字列を分割したい

文字列を分割するには.split()を使用します。

month = "2019-08"
data = date.split('-')
print(data)

# ['2019', '08']

文字列内の特殊文字をエスケープする

文字列中の&、<、>、”、’をHTMLセーフなシーケンスに変換するには以下のようにすると良いでしょう。

import html
data = html.escape(""" Hello "World" """)
print(data)

アンエスケープもできます。

import html
data = html.unescape(""" Hello "World" """)
print(data)

リスト

Pythonでは[]で囲むと複数のデータからなるリストを構成することができます。

data = ['apple','orange','strawberry']
print(data)

# ['apple', 'orange', 'strawberry']

リストは追加された順に0から始まる順番を持ちます。上記の例でprint(data[0])を出力するとappleと表示されます。

リストへの要素の追加

リストへ要素を追加するには.append()を使用します。

data = ['apple','orange','strawberry']
data.append('melon')
print(data)

# ['apple', 'orange', 'strawberry', 'melon']

タプル

タプルはリストに似ていますが、順番の要素の変更ができません。()で括ってデータを定義します。

data = ('apple','orange','strawberry')
print(data)

# ('apple', 'orange', 'strawberry')

辞書

辞書は要素の順番は持ちません。順番の代わりにkeyとそれに対応する値(value)のペアになっています。リストは{}で囲んでコロンで区切り、keyとvalueを記述します。

item = {
'color':'red',
'price':'1000',
'number':'35'
}
print(item)

# {'color': 'red', 'price': '1000', 'number': '35'}

if文

Pythonにおけるif文はインデントで構成することになります。

x = 100
if x > 50:
    print("Big")
else:
    print("Small")

# Big

三項演算子のif文

他の言語同様にPythonでも三項演算子を使う事ができます。

x = 100
print("Big") if x > 50 else print("Small")

# Big

for文

Pythonのfor文はインデントで定義します。

items = ('apple','orange','strawberry')
for item in items:
  print(item)

# apple
# orange
# strawberry

ファイルの読み書き

ファイルを読み込むには以下のように記述します。

file = open("data.txt")
data = file.read()
print(data)

ファイルに書き込むには以下のように記述します。

file = open("data.txt",'w')
data = file.write('Hello')