職業威信スコアとは何か

職業威信スコアとは何か

職業威信とは何か 本来は個々の職業に上下の関係はありません。しかし、私達の日常生活の中では、意識的あるいは無意識的に、特定の職業を「立派な職業」と思ったり思わなかったりするという、イメージの格付けが存在しています。例えば誰かが自己紹介をした時に「スーパーの店員です」と言ったのと「医者です」と言ったの とでは、どちらの方が周囲の人々に「スゴイ」とか「立派な職業に就いている」という印象を与えるでしょうか。あるいは、親が子供に将来就いてほしい職業と して尋ねた時、「スーパーの店員」と「医者」とではどちらに回答が集中するでしょうか。多くの人が「医者」の方だと考えるでしょう。スーパーの店員も、医者も、共にそれぞれ社会に不可欠な職業であるにも関わらずです。 このように私達は主観的に何らかの物差しを使って職業に上下関係をつける(評価する)という傾向があると考えられます。職業に対する人々の このような主観…

少子化の全国平均と東京23区の格差

少子化の全国平均と東京23区の格差

少子化社会の地域格差 下の図は、国勢調査における子供の数の全国平均と東京23区平均を比較したものです。全国平均で見ると、子供の数は年々減り続けて少子高齢化が深刻化していることは明らかですが、東京23区平均では、子供の数はむしろ年々増加しています。少子化の傾向は東京23区には当てはまりません。全国平均と東京23区との地域格差がかなり如実に出ているグラフになっています。   社会政策としての少子高齢化対策と地域格差 少子高齢化が全国規模で深刻化している以上、その対策は急務ですが、上記のような地域差は考慮する必要があります。東京は異次元と言えるほど子供の人口は増えており、少子高齢化の問題は地域格差の問題とセットで考えるべきだと言えます。

PHPのcURLでcookieを保持

PHPのcURLでcookieを保持

PHPのcURLでCookieを保存しつつ別のページにアクセス PHPのcURLで特定サイトにアクセスしてcookieを取得した後に、同じドメインの別なページにcookieを保持したままアクセスする必要性があったので、サンプルコードを書きました。ユーザーエージェントがランダム選択なのは利用上の必要性です。cURLのオプションの書き方とか2個別々とかではなく、もっとスマートに書けたかもしれません(急いで書いたので適当です)。 'http://*****.net/aaa/', CURLOPT_HEADER => true, CURLOPT_VERBOSE => true, CURLOPT_COOKIESESSION => true, CURLOPT_COOKIEFILE => './cookie.txt', CURLOPT_COOKIEJAR => './cook…

議論空間を通じたジェンダー秩序の再生産

議論空間を通じたジェンダー秩序の再生産

議論の場と女性 一般的な傾向として、ネット上の議論は男性の投稿やコメントが中心であり、その議論に女性が(少なくとも表立って)加わっている事例は少ないように思います(発言小町とか例外はあるけど、あれはほとんどの場合、議論ではないですよね)。ARTFACTさんのところでは、芸能人関係の話題を出して、「議論」の問題を「攻撃性」や「争い」に置き換えて言及していたけれど、「議論」という理性の問題と「攻撃性」という感性の問題は、(相互無関係ではないけれど)本来は分けて考えるべきかと思います。 自分がこれを読んで感じたのは、ジェンダー秩序がインターネットを通じて再生産されていく過程と、男性側からの「批判」について。自分もそうなんだけれど、実社会でもインターネットでも相手が女性だとわかっていると、議論や批判を控えがちになる。というか慎重になる。というのも相手が女性だと、自分が議論を展開すると相手が「ビック…

戦前の混合民族神話 戦後の単一民族神話

戦前の混合民族神話 戦前の日本は、軍事力を背景に朝鮮や台湾を帝国領として併合し、領土を拡張させていきました。このため、帝国総人口1億のおよそ3割を朝鮮人や台湾人などが占めるようになります。その際の統合原理として持ち出されたのが、日本人の混合民族神話でした。日本人のルーツは北方騎馬民族や大陸系や南方マレー系などの混合に求めることができ、古代から渡来人など異民族を受け入れ同化させながら発展してきたとする考えです。この混合民族論は戦前から戦中にかけて広範に流布され、多民族帝国としての日本の対外侵略や異民族への強引な同化政策を正当化する論拠となっていきました。 戦後の混合民族神話 しかし、第二次世界大戦の敗北によって大日本帝国は解体し、朝鮮や台湾などの領土が失われると、今度は単一民族神話が隆盛となります。日本は多民族国家ではなく、歴史的に比較的均質な単一民族によって構成され、外部との接触の少ない排…

P.ブルデュー「世論なんてない」

P.ブルデュー「世論なんてない」

世論の正統性 「世論」は、民主主義体制において私達有権者の意見を代表するものとしてマスメディアで「調査」「報道」され、政治において世論は尊重されるべきであると考えられています。しかし、社会学者P.ブルデューは1970年代に「世論なんてない」という論文を『レ・タン・モルデルヌ』誌に発表しました。『世論をつくる』は、そのブルデュー社会学の影響を受けたシャンパーニュ氏によって書かれたものです。 僕もまだこの本は読みかけで、まだ僕にはブルデューの描いた世論の虚構性のイメージしかありません。そのイメージを端的にまとめますと以下のようになります。 現代における世論とは、調査会社(生産側)とマスメディア(流通側)と政治学者(正統性の認定側)の相互の共犯関係によって生まれた、質問に回答する能力と意思を持った社会階層による一種の社会的文化的圧力を指す。 世論調査がマスメディアで発表される際に非常に軽視さ…

簡易画像サーバー構築のサンプル

画像処理概要 HTMLの画像リクエストを受け取って、サーバーに画像が存在したらキャッシュを返して、サーバーに画像が存在しなかったら外部に画像を取得しに行くPHPコードのサンプルです(一部省略しています。pecl install imagick必須です)。 thumbnailImage($resize, 0); $thumpath = str_replace(".jpg","_$resize.jpg",$cachepath); file_put_contents($thumpath,$image); header('Content-type: image/jpeg'); readfile($thumpath); } else{ header('Content-type: image/jpeg'); readfile($cachepath); }

世間とは

「世間」に関する予備的考察 現存する社会構造に対する強い信仰こそが、他意のない誠実さを保ちつつ抑圧者であり続けるための条件なのだ。(P.ウィリス) 明治以来、日本の社会科学は(その名の通り)西洋からの輸入概念である「社会」を主たる分析対象としてきた。「社会」と「世間」はイコールではない。日本における「世間」概念は、社会よりも強固に擬人化され、ウチとソト、私的領域と公的領域が複雑に絡み合う独自の共同認識である。公共圏論などで度々指摘されることだが、日本人には西洋ほど明確な「公」と「私」の絶対的分立が見られず、いわゆるウチがソトに対して同心円状に相対的に広がる構造を持っており公私の境目は曖昧である(ウチの家族、ウチの部署、ウチの会社、ウチの町、ウチの国)。 世間は実態がない。したがって社会と同様、世界を認識する概念である。ただ、社会は(近代西洋の社会科学による「社会の発見」以降)分析的意図…

優生学とは何か

優生学とは何か

優生学とは何か 優生学とは、人間の性質を規定するものとして遺伝的要因があることに着目し、その因果関係を利用したりそこに介入することによって、人間の性質・性能の劣化を防ごうとする、あるいは積極的にその質を改良しようとする学問的立場、社会的・政治的実践を指します。ここでいう「遺伝的要因による人間の劣化」として想定されているものは、遺伝性精神病質、遺伝性身体疾患、遺伝性奇型、精神病、精神薄弱などです。つまり、障害者や精神病患者などは遺伝によって子孫にも影響して人間の質を劣化させると考え、劣悪な遺伝子を持つ人々が子孫を残すことを抑制し、優良な遺伝子を持つ人々の子孫を増やしていこうとする研究視点や政策実践のことを指します。 優良な人間の子孫のみを残していこうという発想そのものは、遺伝子が発見される遙か以前、古代ギリシアの哲学などにも見られます。しかし、優生学が学問として本格的に展開されるようになった…

多数決とは

多数決とは

多数決と民主主義 民主主義は、民衆の意思を政治に反映させるという理念を掲げています。この理念で考えた場合、すべての人が最も望ましいと思う政策があり、その政策を全員一致で承認することが最も望ましい状況と言えます。しかし、人々の価値観や利害には様々な差異があり、現実には全員一致による意思決定の成立は難しいといえます。このため、意思決定を行っていくために何らかの次善の策が必要となります。そのために考え出された決定方式が、多数者の意思によって決定を行う、多数決です。 多数決は、多数者の意思の方がより真実に近い(1人の人間の判断力は2分の1以上の確率で正しく、その判断に人々が集まるとより確率が上昇する)という考え方に支えられていますが、それ以外にも、あらゆる意見を公開の場で自由に討論することによって、その過程で少数意見の視点も採り入れ、より多くの賛同を可能とする政策を導き出していける可能性があるとい…

インド・パキスタン分離独立

インド・パキスタン分離独立

インド・パキスタン分離独立の歴史 1858年ムガル帝国滅亡 1877年イギリス領インド帝国成立 イギリスのインド統治…イギリスはインドを支配するにあたって、旧来の支配層を破壊するのではなく、巧妙に彼らを利用する方法を選んだ。ムガル帝国下の500以上の藩王国はイギリスの支配の下で存続できるようにし、イスラム教徒とヒンドゥー教徒との扱いについても区別を行った。このような統治方針のもとで、イスラムとヒンドゥーの内部衝突が生まれ、反英運動の組織化は大幅に抑制された。 1885年インド国民会議開催 インド国民会議(派)…A.O.ヒュームらの後押しによって開催されたインド人の有識者会議。ヒュームらの狙いは、インド人に発言の機会を与え、イギリスのインド支配に対するインド人の不満を解消する安全弁とすることであったが、20世紀に入ってからは民族意識の高まりと共に政治集団としての様相を強くしてきた。19…

東京ディズニーランドとオウム真理教

東京ディズニーランドとオウム真理教 1995年3月、東京の営団地下鉄で毒ガスを使ったテロ事件が発生し、5,500人もの被害者が出ました。このテロを起こしたのは新興宗教「オウム真理教」(現・アレフ)の教団メンバーであることが明らかとなり、警察は上九一色村の教団施設「サティアン」に対して強制捜査に踏み切りました。それまでもマスコミを通じて断片的な情報は入っていたとはいえ、強制捜査以降に明らかになったサティアンの全貌は世間に強い衝撃を与えました。無機質で極めて不衛生な無数の小部屋とそこに数多く貼られた教祖・麻原彰晃の写真、サティアンへの毒ガス攻撃に備えた巨大空調設備「コスモクリーナー」、世界最終戦争に備えた化学工場、そしてその中で「ヘッドギア」を頭につけて一心不乱に修行に没頭する信者達・・・。サティアンの光景を見て「虚構性」や「異質性」を感じた人達も少なくなかったと思います。 しかし、社会学者の…

日本人は無宗教か

日本人は無宗教か

日本人は無宗教か 日本人のかなりの人が、「何の宗教を信じているか」という質問に「無宗教」と答えています。しかし、これは日本人の普段の行動や発想を注意深く見てみると、とても不思議なことです。日本人の多くは、正月になると初詣をしたり、神社へ元朝参りをしたりします。また、何か願い事があると神社に賽銭を投げてお願いをします。夏になるとお寺の先祖の墓へ墓参りに行き、線香をあげます。建物を建てる時には地鎮祭が行われます。誰かが亡くなったら寺から僧侶を呼んで経を唱えてもらい、家に仏壇を置きます。外国人から見ると、これらは立派な信仰心であり、宗教的行為です。 では、なぜ日本人は自分達を「無宗教」と認識するのでしょうか。どうやら日本人が「何をもって宗教を信じていると見なすか」の基準に特徴があるようです。この点に注目した阿満利麿明治学院大学教授は、宗教を「創唱宗教」と「自然宗教」に分類しました。 創唱宗教…特…

反学校文化と社会階層の再生産

反学校文化 学校の教育過程の中で、学校のカリキュラムや方針に順応して教育機会を巡る競争へと参入していく生徒もいれば、学校に反抗しカリキュラムに従わずに自発的に競争から撤退していく生徒もいる。ポール・ウィリスは、『ハマータウンの野郎ども』という著書の中で、「ハマータウン」(仮称)というイギリスの平均的な労働者が多い地域で、労働者の子供たち(彼らは自分たちを「野郎ども」と呼ぶ)がどのように反学校文化を形成していったかを参与観察を通じて明らかにしている。 教育の理念的な枠組みに縛られた学校は、少数者だけが個人的に成功できる条件を全員が従うべき条件として提示する。それで全員が成功するわけではないという矛盾は必ずしも明らかにされないし、優等生のための処方箋を劣等生が懸命にこなそうとしても無効であることには学校は押し黙っている。ひたむきな学習、辛抱強さ、順応、そしてそれらの立派な等価物として知識を受容…

堀栄三と原爆投下

日本軍は連合軍の暗号を解読できなくなっていたけど、陸軍中央特種情報部は1945年7月16日にニューメキシコ州で新たな実験が行われた情報を把握していた。大本営はマリアナ沖のB-29の中で、ワシントンへ直接打電する編隊があることに気付き、これを「特殊任務機」と呼んで警戒していた(大本営の堀栄三ら)。8月6日に特殊任務機が発進した時、大本営も陸軍中央特種情報部にも「特殊任務機前進中」の報告が入っていた。8月6日はそういう緊迫化の中で起きた。  昭和19年末,田無にある陸軍中央特殊情報部(特情部)ではサイパン,グアム,テニアンに展開するB-29の編成・機数の情報をコールサインの規則性から推測することに成功していた. それによるとサイパン駐留の機体には400番台,同グアム500番台,同テニアン700番台の符号を使用し,一飛行戦隊が112機で編成されているところまで突き止めていた. 昭和20…

YUMレポジトリ構築方法

CentOSにYUMレポジトリを構築 まず、createrepoというパッケージをインストールします。 $ sudo yum install -y createrepo 自作のRPMをHTTPの公開ディレクトリに移動させます。RPMの自作方法はこちらなどをご参照ください。 RPMを移動させたら、createrepoコマンドで、レポジトリのメタデータを作成します。 $ sudo createrepo /usr/local/apache2/htdocs/repo/x86_64 これでYUMレポジトリの構築は完了です。 YUMクライアント設定 YUMクライアントサーバーにレポジトリの登録を行います。 $ sudo vi /etc/yum.repos.d/original.repo name=original Repository baseurl=http://******.net/repos/…

Xenの仮想化環境でNVIDIA Driver

XenでNVIDIA Driverを有効にする Xenで構築された仮想環境では、通常NVIDIA Driverが使えません。 しかし、下記オプションを指定することで、Nvidia Driverを有効にしたままXenを動かすことができます(要・CUIログイン)。 export IGNORE_XEN_PRESENCE=1 export SYSSRC=/lib/modules/$(uname -r)/source export SYSOUT=/lib/modules/$(uname -r)/build sh /home/faust/Desktop/NVIDIA-Linux-x86_64-310.19.run --kernel-source-path=/usr/src/linux-3.4.11-2.16 --kernel-name='3.4.11-2.16-xen' これで…

高校生雑誌創刊計画

高校生雑誌創刊計画 高校生雑誌創刊計画とは、僕が高校生の頃に思いついた自由な高校生のメディアを作ろうという計画のことです。高校生が自分の考えや情報を共有できる場は限られています。しかし、いや、むしろだからこそ、そういう場を押し広げることにより、高校生の新しい可能性を広げ、さらに、現在の教育についての諸問題を解決するきっかけになると考えました。計画は、96年に始まり、98年に失敗を宣言するまで続きました。その間、僕達の呼びかけに応じて全国各地から高校生が集ってきましたし、マスコミの中にも僕達の活動に注目してくれたものがありました。ここで、僕達の過去の活動を紹介することは、今日的にも無意味ではないと確信しています。 高校生雑誌創刊計画の活動の歴史 1996年1月福島県立相馬高校1年生の僕が「高校生による自由な雑誌を創ろう」というアイディアを思いつく。相馬高校で10人ほどの有志が集まり、「雑誌創…

全関東学生雄弁連盟ディベートルール

全関東学生雄弁連盟ディベートルール 今はなき全関東学生雄弁連盟のディベート大会のルールです。ディベートリーグ・1998年版。当時の記録としてアップいたします。 第1章ファーマットと試合形式上の制約 1フォーマット 矢印は反駁の方向を示す。作戦タイム双方1分×2(1)肯定側立論(5分)(2)否定側尋問(4分)(3)否定側立論(5分)→肯定側立論(4)肯定側尋問(4分)(5)否定側第一反駁(4分)→肯定側立論(6)肯定側第一反駁(5分)→否定側立論・否定側第一反駁(7)否定側第二反駁(4分)→肯定側第一反駁(8)肯定側第二反駁(4分)→否定側第二反駁試合は(1)~(8)の順に進む。矢印で示された方向以外への反駁は許されない。作戦タイムは(1)~(8)の間に任意に取ることができる。2つの作戦タイムを一度に使うこともできる。 2DROP 相手の出した主張に対し反駁しないことをDROPという。DRO…

ディベート判例集

ディベート判例集 近年のディベートブームによって様々な学校や企業でディベート大会が開催されていますが、主にディベートへの経験 不足や理解不足によって、審判の判定が主観的なものとなってしまったり、ルールを無視した行為が多発しているようです。ディベートは客観的な論理力を競う ゲームであり、試合の勝敗は論理的に導き出されなければなりません。ここでは、僕がいた大東文化大学や、東京大学、立教大学、法政大学の有志が作成した 「ディベート判例」を掲載しています。この判例は、全関東学生雄弁連盟ディベートのルールについて過去の試合経験を元に解釈の統一化をはかったものです。今後様々な場所 でディベートの大会を開催する際の一つの参考になれたら幸いです。ディベートの立論のサンプルはこちら。 第1章フォーマットと試合形式上の制約 1フォーマット ルールにおける矢印で示された順番以外での反駁は、まったく無効であり、何…