LINE Messaging APIでメッセージが送れなくなった
LINE BotをDeveloper Trialプランで運営してきました。LINE Messaging APIのDeveloper Trialプランは無料かつ無制限にプッシュ送信(リプライではないメッセージ送信)ができる便利なプランでしたが、2019年6月中旬以降、”You have reached your monthly limit.”というエラーが出てメッセージを送れなくなりました。
Developer Trialプランが終了した
原因はLINE側のプラン改定で、6月中旬にLINE@のDeveloper Trialプランが廃止され、公式アカウントのフリープランに自動移行されたようです。
LINE Developer Trialプランの移行についてのご案内
リデザインに伴い、現在開発者のみなさんにご利用いただいているDeveloper TrialプランのLINE@アカウントは、2019年6月中旬から順次、LINE公式アカウントに移行され、同じく無料のフリープランが適用されます。(この移行作業は、自動的に行われます。)
2016年にリリースしたDeveloper Trialプランは、開発者の方を対象とした、Messaging APIなどのLINEのプラットフォーム上で提供されるプロダクトを使って試験的にサービスを開発していただくためのプランです。
Developer Trialプランには友だち数が最大で50人という制限がありますが、本来は有料のプランでなければ利用できないMessaging APIを無料で利用できました。
今回のリデザインにより、LINE公式アカウントの課金モデルがアカウント課金型から配信通数に応じた従量課金型へと変更されます。そして、フリープランで利用できる機能が拡充され、Messaging APIで毎月1,000通まで無料でプッシュメッセージを送信できるようになります。
なお、無料メッセージ通数を超えた場合は送信が制限され、自動的に課金されることはありませんのでご安心ください。
月間1,000通を超えてプッシュメッセージを送信したい場合には、無償のフリープランから有償のライトプラン、またはスタンダードプランへの変更が必要です。
これにより無料で送信できるメッセージ数は、自動移行した無料のフリープランでは月1,000通までとなってしまいました。
LINE@の料金プランも終了
注意すべき点としてLINE@の料金プランもLINE公式アカウントに統合されたということです。今までLINE@の有料プラン「ベーシック」「プロ」では無制限にメッセージを送信することができました。
このLINE@料金プランも終了したようです
「LINE@」は「LINE公式アカウント」とサービス統合し「LINE公式アカウント」としてサービス提供致します。そのためLINE@の新規アカウント開設を終了しております。今後は「LINE公式アカウント」で新規アカウント開設をお願い致します。
これにより従量課金の公式アカウントのプランしか使えなくなりました。
ライトプランやスタンダードプランは有料枠を越えてもメッセージを送信できますが、送信したメッセージ数に応じて追加料金が掛かります。ライトプランは1通につき5円、スタンダードプランは1通につき3円です。
このメッセージ送信数は送信したユーザー数に比例します。仮に30人が参加しているLINEグループでBotがメッセージを1個送信した場合、カウントは30通送信したことになります。LINEグループに送信するLINE Botを運用していたため、あっという間に追加料金が発生するメッセージ数になってしまいました。
今まで無料で運用できてきたので文句は言えないですが、LINE Botを運用してきた身としてはなかなか辛いプラン改定です。