WEB業界の黒歴史 ヤラセ投稿

週末になって一般企業は休日になって、監視の目が緩くなったと思うのでもう一つ黒歴史を書こうかな。

今日はWEB業界のヤラセ投稿について書こうと思う。食べログのステマ問題が社会問題化する以前も以後も、WEB業界ではヤラセ投稿が沢山あった。

私が見ていたものでは、歯科医院検索のポータルサイトで、歯科医院が有料会員になると目立つ場所に掲載されるようになるシステムがあった。有料会員の歯科医院へはポータルサイト内のQandAなどの質問が優先的に紹介される仕組みになっていたが、このQandAの質問はその運営会社が一般投稿者に成りすまして作っていた。その歯科医院に関するクチコミも作っていた。

有料会員になった歯科医院は、自分の医院への一般の質問やクチコミが増えたように錯覚する。しかし、その質問やクチコミの原稿は運営会社が考えて書いたものだ。そのことは当然、有料会員の歯科医院には告知されない。

そういうヤラセ投稿を量産することによって、有料会員の歯科医院の「ブランディング」を行っていた。そういう企業でも上場できるし、現在も上場している。

専門家によるQandAサイトを運営していたガイドポータル会社でも、ヤラセ投稿は行われていた。専門家に問い合わせる機能があって、専門家は有料会員になると目立つ位置に掲載されるのだが、そもそもその専門家検索サイトを閲覧している人なんてほとんどいなかった。

だから、運営会社の方でヤラセ質問が考えられて、定期的にヤラセ質問が有料会員の専門家に寄せられるようになる仕組みを作った。

有料会員の専門家としては目立つ位置に掲載されることによって、自分への質問や問い合わせが増加したのではないかと錯覚する。しかし、それは運営会社が作ったヤラセ質問だ。そういうヤラセ質問を量産することによって、会員の有料化を支えていた。ちなみにその企業も現在も上場している。

東証の上場審査とかザルなんですよ。こういう一般投稿者に成りすまして質問やクチコミを水増しする詐欺を平然と行っている企業でも簡単に上場できる。ちなみに先日記事に書いた、SLAに関係なくさくらインターネットに大人のけじめをつけたソーシャルゲーム企業も上場している。

思い当たる企業はまた私に電話してきても良いです。今度は通話録音アプリを入れているので、通話内容は当ブログにて公開させて頂きます。