∵ 齊藤貴義 ∴ 2013-03-23 ∞ 3'
(1)「独自の核による抑止」に依存した国家安全保障 ・死活的に重要な利益の防衛(仏本土、周辺地域、第三世界) ・国家独立の確保(核保有国としての決定権、行動の自由) (2)「不戦」と「小国の大国に対する抑止」(大量報復、都市攻撃) ****
社会党(社会民主主義政党)は反戦、平和主義 しかし野党時代、反核から核容認へ転換 (1)新冷戦の時代 ・海外情勢:東西陣営の緊張、軍拡 ↓ソ連の軍事的脅威の増大 フランス:核抑止の信用維持の必要性 ・核関連兵器の開発、西欧の共同防衛としての核の位置づけ (2)東西緊張緩和の時代 ・海外情勢:ゴルバチョフによる政策転換 ↓デタント フランス:基本戦略は変わらず、戦術核兵力の増強を打ち出す (3)冷戦終結以降の時代 ・海外情勢:東欧、ソ連の崩壊 ↓米ロの大規模軍縮 フランス:核実験凍結、ソ連に対する抑止という軍事的役割に区切り ・核実験全面禁止条約、核不拡散条約の無制限延長に賛同 ・核兵器の近代化を遅れさせるという懸念が生じる ↓ シラク大統領の核実験へ
核兵器の断念が社会党の究極的な目標であっても、核保有という現実が存在し、核抑止が国民の半分以上の支持を得て、事実上、国家の政治的独立と国際的威信、国際社会でのフランスの発言権が守られている以上、信用性の高い核抑止の維持は常に必要とされている。