CATEGORY 社会学

歴史・軍事

華族とは何か

1947年、新しく制定された日本国憲法によって、それまで国内に残存してきた旧来の身分制度は否定されました。その旧来の身分制度の1つに華族があります。華族は近代日本の特権的身分の形成史と文化史を理解するための貴重な手がかりであり、さらに身分制度が否定された現行憲法下においても、一種独特な家柄や家風を今もなお維持している、いわゆる「名家」が多数残存しています。近年になって、そのような華族をブルデュー社会学や民族誌の観点から分析している研究成果が出始めています。ここではその華族を概観していきたいと思っています。

社会学

社会問題を学ぶための英語の入門書籍・映画

15年ほど前に私が開設していたサイトに、Yahoo掲示板の「ゆっくりと社会を科学」トピックで知り合った、ぴいちくさんというアメリカ在住の日本人から、社会問題を学ぶための参考文献や映画を寄稿して頂いたことがありました。ぴいちくさんは既に他界されていらっしゃらないのですが、ぴいちくさんの残された思いを受け継いで、当時のテキストをアップいたします。

社会学

ディズニーランドのマニュアル

日本を代表するテーマパークの一つ、東京ディズニーランド。毎年1,700万を越える人々が来園し、数多くのアトラクションを楽しんだり、ミッキーマウスなど愉快な仲間達のパレードを観覧したり、ディズニーの世界観を持ち込んだショッピングモールで買い物をしたりします。その東京ディズニーランドを支えているのは、膨大なマニュアルの存在です。今回はそのマニュアルについて考察しようと思います。

社会学

マクドナルド化する社会

「あのいまいましい会社め。やつらは私のすべてを金のために売っているのだ。わたしには世界で一番すばらしいソースがあったのに、ちくしょうめ、やつらがわたしのソースを水で薄めやがった。胃の腑が煮えくり返る」(ケンタッキーフライドチキンの創始者、カーネル・サンダースが友人に語った言葉。ジョージ・リッツァ『マクドナルド化する社会』より)

歴史・軍事

墓地とは何か

私達人間は誰か大切な人が亡くなると墓をつくります。そして墓の中に亡くなった人の遺体を埋めます。このような営みは、人類が文明を築くはるか以前から確認されてきました。私達人間の一つの特徴として「墓をつくる生物である」ということが挙げられるかもしれません。しかし、「死」の解釈が文化・宗教 によって多様に存在するのと同様に、墓への思いも文化によって多様に存在することに注意する必要があります。

社会学

美術館と芸術資本

社会の中での美術館の位置づけを社会学者ブルデューの文化資本論や芸術資本の概念を元に考えてみます。現代美術を理解するには、暗号や記号を解くような高度な鑑賞眼が必要です。この鑑賞眼は上層階層においては身体化され、普段意識することなしに立ち振舞として現れます。ブルデューはこれを芸術資本と呼んでいます。

インフラ

福島第一原発事故を巡る報道を統計解析ツールRで有意検定する

福島第一原発事故が起きてから、その健康被害に関してかなりセンセーショナルな報道が沢山なされました。しかし、その多くはどこまで有意なのかに関する統計的検証を欠いたものになっています。ここでは統計解析ツールRを手がかりに、2つの報道に関して有意検定の結果を記述します。

歴史・軍事

教育委員会とは何か

教育委員会は、戦後の地方教育行政の中心を担う期待を受けて誕生しました。しかし、半世紀の歴史の中で、文部省(現: 文部科学省)の推進する中央教育行政によって大きく権限が縮小され、形骸化の危機に直面しています。ここでは教育委員会の情報を収集すると共に、教育委員会の制度のあり方について考えていきたいと思います。

社会学

結婚の上方婚・下方婚

身分制度が存在した前近代社会では、異なる身分どうしの結婚は厳しく禁止されてきました。身分制度が否定された後もしばらくは、家柄や血縁にこだわる結婚が多く、裕福な家と貧しい家の結婚もごくまれなケースでした。現在、そのような結婚意識は薄れ、自由な恋愛結婚が社会的にも認められてきています。しかし、自由な恋愛結婚の進展は、社会の様々な側面に影響を与えています。