CATEGORY 歴史・軍事

国際関係

馬の文明ユーラシアとアンデス文明の衝突

「銃と軍馬―― 16世紀にピサロ率いる168人のスペイン部隊が4万人に守られるインカ皇帝を戦闘の末に捕虜にできたのは、これらのためであった事実は知られている。なぜ、アメリカ先住民は銃という武器を発明できなかったのか?彼らが劣っていたからか?ならば、2つの人種の故郷が反対であったなら、アメリカ大陸からユーラシア大陸への侵攻というかたちになったのだろうか?」(『銃・鉄・病原菌』日本語紹介文)

歴史・軍事

華族とは何か

1947年、新しく制定された日本国憲法によって、それまで国内に残存してきた旧来の身分制度は否定されました。その旧来の身分制度の1つに華族があります。華族は近代日本の特権的身分の形成史と文化史を理解するための貴重な手がかりであり、さらに身分制度が否定された現行憲法下においても、一種独特な家柄や家風を今もなお維持している、いわゆる「名家」が多数残存しています。近年になって、そのような華族をブルデュー社会学や民族誌の観点から分析している研究成果が出始めています。ここではその華族を概観していきたいと思っています。

政治学

広島への原爆投下を大本営はどこまで把握していたのか

第二次世界大戦は人類史上初めての核戦争であり大規模原子力被害を経験した戦争でもありました。しかし、私達は広島・長崎に原爆が投下されたことは知っていても、その前後に大本営がどのような対策を取ったのかはあまり知られていません。ここでは、広島への原爆投下に焦点を当てて、その前後の動きから原子力被害に大本営がどう対応したのかを検証します。

国際関係

植民地工業化論

最近、経済史学の中で「植民地工業化論」という主張が出てきています。これは、戦前の日本統治下の植民地において、他の植民地には見られないような急激な工業化が進行していたことを重視して、そのことの植民地解放後への影響を考えようという提起です。実際のところ、植民地工業化論が主張するような日本の植民地の工業化は見られたのでしょうか。このページでは、この問題について考えていくための統計資料を公開します。

国際関係

近代ヨーロッパの孤独

私が大学1年生の頃、総合教育特殊講義「共通入門講座Ⅰ」(パンキョー)で発表した「近代ヨーロッパの孤独」というレジュメをテキスト化したのでアップします。今から振り返ると理解の浅い記述もありますし、ニーチェの方面だけではなく、もう少し北一輝や京都学派など戦前の日本の思想展開、そしてポスコロなどにも踏み込むべきだったと今は思うのですが、当時の記録としてアップします。

政治学

伊藤博文の憲法に関する演説

伊藤博文の憲法に関する演説をテキスト化しましたので公開します。伊藤博文は、西洋の憲法がキリスト教を土台に成立しているのに対して、日本には基軸に当たる宗教がないことを危惧していました。また、伊藤博文は、アリストテレス、プラトン、ヘーゲル、カント、ミルなど古代から近代にかけての西洋の思想家を研究していました。演説からは彼の以外な一面が見えてきます。

歴史・軍事

墓地とは何か

私達人間は誰か大切な人が亡くなると墓をつくります。そして墓の中に亡くなった人の遺体を埋めます。このような営みは、人類が文明を築くはるか以前から確認されてきました。私達人間の一つの特徴として「墓をつくる生物である」ということが挙げられるかもしれません。しかし、「死」の解釈が文化・宗教 によって多様に存在するのと同様に、墓への思いも文化によって多様に存在することに注意する必要があります。

政治学

カール・シュミットとナチス政権

1933年、世界で有数の進歩的な民主主義国で行われた、民主的な総選挙。その総選挙で、大勢の人々の拍手と喝采に包まれて第1党となったのは、議会制民主主義を否定する政党でした。このナチスの理論家にカール・シュミットがいます。彼はどのような論理で議会制民主主義を否定していたのでしょうか。

歴史・軍事

教育委員会とは何か

教育委員会は、戦後の地方教育行政の中心を担う期待を受けて誕生しました。しかし、半世紀の歴史の中で、文部省(現: 文部科学省)の推進する中央教育行政によって大きく権限が縮小され、形骸化の危機に直面しています。ここでは教育委員会の情報を収集すると共に、教育委員会の制度のあり方について考えていきたいと思います。

政治学

政党とは何か

「民主主義でやれば、かならず政党というものができるのです。また、政党がいるのです。(略) ドイツやイタリアでは、政党をむりに一つにまとめてしまい、また日本でも、政党をやめてしまったことがありました。その結果はどうなりましたか。国民の意見が自由にきかれなくなって、個人の権利がふみにじられ、とうとうおそろしい戦争をはじめるようになったではありませんか。」(文部省『あたらしい憲法のはなし』より)

歴史・軍事

科学とは何だろう?

9年くらい前に書いた科学に関する解説記事(入門記事)を再掲します。説明をわかりやすくするために、あえてカール・ポパーの反証可能性に言及していますが、トーマス・クーンのパラダイムシフト論のように他にも様々な科学の定義はありますし、科学の捉え方は人それぞれでしょう。反科学や擬似科学が幅を利かせている今、科学への理解がより多くの人に広まることを願っています。