CATEGORY 政治学

エッセイ

貨幣価値やハイパーインフレを巡る議論(2002年)

私が以前開設していたWEBサイトの掲示板で、2002年頃、貨幣価値やハイパーインフレに関して議論したことがありました。過去のアーカイブを見ていて偶然発掘しました。2002年と現在では経済状況が全く違い、日本経済は深刻なデフレに陥っています。そういう意味で現在も通用する議論であるかは評価が難しい部分もありますが、「日銀砲」を巡って貨幣論が熱い今、貨幣価値を問いなおす議論の一助となれればと思い、再掲させて頂きます。

政治学

広島への原爆投下を大本営はどこまで把握していたのか

第二次世界大戦は人類史上初めての核戦争であり大規模原子力被害を経験した戦争でもありました。しかし、私達は広島・長崎に原爆が投下されたことは知っていても、その前後に大本営がどのような対策を取ったのかはあまり知られていません。ここでは、広島への原爆投下に焦点を当てて、その前後の動きから原子力被害に大本営がどう対応したのかを検証します。

国際関係

植民地工業化論

最近、経済史学の中で「植民地工業化論」という主張が出てきています。これは、戦前の日本統治下の植民地において、他の植民地には見られないような急激な工業化が進行していたことを重視して、そのことの植民地解放後への影響を考えようという提起です。実際のところ、植民地工業化論が主張するような日本の植民地の工業化は見られたのでしょうか。このページでは、この問題について考えていくための統計資料を公開します。

政治学

伊藤博文の憲法に関する演説

伊藤博文の憲法に関する演説をテキスト化しましたので公開します。伊藤博文は、西洋の憲法がキリスト教を土台に成立しているのに対して、日本には基軸に当たる宗教がないことを危惧していました。また、伊藤博文は、アリストテレス、プラトン、ヘーゲル、カント、ミルなど古代から近代にかけての西洋の思想家を研究していました。演説からは彼の以外な一面が見えてきます。

政治学

カール・シュミットとナチス政権

1933年、世界で有数の進歩的な民主主義国で行われた、民主的な総選挙。その総選挙で、大勢の人々の拍手と喝采に包まれて第1党となったのは、議会制民主主義を否定する政党でした。このナチスの理論家にカール・シュミットがいます。彼はどのような論理で議会制民主主義を否定していたのでしょうか。

政治学

稟議制とは何か

「ハンコ行政」という言葉があります。役所の意思決定は文書とハンコを通じて行われるわけですが、その動きの鈍さや審議の薄さを皮肉った時などに使われる言葉です。このハンコが押される意思決定の書類は「稟議書」と呼ばれ、その書類が下の役人から決裁者まで運ばれていくシステムは「稟議制」と呼ばれます。稟議制はどういう構造になっているのでしょうか。 

政治学

政党とは何か

「民主主義でやれば、かならず政党というものができるのです。また、政党がいるのです。(略) ドイツやイタリアでは、政党をむりに一つにまとめてしまい、また日本でも、政党をやめてしまったことがありました。その結果はどうなりましたか。国民の意見が自由にきかれなくなって、個人の権利がふみにじられ、とうとうおそろしい戦争をはじめるようになったではありませんか。」(文部省『あたらしい憲法のはなし』より)