埼玉県の受験事情と北辰テスト

大学時代に埼玉県の学習塾の塾講師をやった

大学時代、埼玉県の進学塾で塾講師のアルバイトをしていました。

大東文化大学の学生だった僕と同時に慶応義塾大学の学生も応募したけど、筆記試験と面接の結果、慶應義塾の学生は落ちて僕が採用されました。担当教科は中学の国語科。

講師を始めた最初の頃は、慶應義塾志木高等学校とか東京のICUなどの高校の受験を目指している中学生のクラスの学習指導を担当しました。その生徒達は元から基礎学力が高く吸収が早くて授業が比較的スムーズだったのですが、「今度、新校舎を立ち上げるのでそこに赴任してほしい」と言われて新校舎に配属になりました。

新校舎は学級崩壊が起きている学校の近くに立地していて、その地域ではこの塾の知名度が低いので、入塾テストの結果などで通常は塾側でお断りしているような学力の低い生徒も多く受け入れることになりました。僕はその校舎の中でも一番学力が低いクラスの生徒達を受け持つことになりました。

学級崩壊が起きている地域の子供達の学習指導

本当、あの子達は大変だった。「学校では授業中は何をしているの?」と聞くと、「廊下でサッカーをやってる」と言ってたw 小学校4年生レベルの問題で正答率が50%くらいだったので、小学校レベルの学習から始まりました(学校の先生は何を教えていたんだろう…)。

問題を落ち着いて読むことができず、「次のア~オの中から選べ」という問題に「3」と答えたりする。まずは落ち着いて話を聞くこと、問題を読むことという基本的な学習態度を身につけるところからからスタートしました。

埼玉県の受験事情:北辰テスト

埼玉県の私立高校の受験事情って特殊で、実は入試では合否が決まりません。北辰テストという業者テストがあって、その偏差値で事実上合否が確定します。だから埼玉県の中学生はほとんどがこの北辰テストを受けます。北辰テストの仕組みについては↓のYahoo知恵袋とかに載っていますねw
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1325241583

「さいとう、文法をやれ。文法は北辰テストで必ず出題される。文法をマスターさせれば一定の点数は獲得できる」という教室長の指示もあって、文法をひたすら何度も繰り返し学習させました。

普段、会話でも作文でも五段活用とか使ったことがない生徒達だったから、国語の文法自体が0からの学習に等しかったのですが、何度も繰り返し練習させて活用形や品詞分類は何とかマスターさせました。塾の一斉テストで、20くらいあるクラス中20位だった成績も、文法問題を完璧に固めたことで、15位くらいまで上昇しました。

途中で大学を中退して東京に出た僕は最後まで見てやれなかったけど、無事に北辰テストを通過できたんだろうか。あの子達も今はもう20代半ばか~。今は何をやってるのかな。遊ぶことは本当に大好きな子達だったので、その校舎でバーベキュー大会を開催したときは河原で水鉄砲合戦をしましたwみんなにつかまって、川に放り込まれたりしたなぁ。

バレンタインの時、「先生、これ、内緒だよ」と内緒で手作りチョコをくれたり「先生、寒いよ~」と手を握ってきた女の子もいたけど、あの子は僕のことが好きだったんだろうかw

埼玉県の受験事情の裏側

あぁ、あと、「裏」も見ました。

深夜の塾に高校の先生がやってきて、奥の方で教室長と話をしてた。奥の方で話していたので詳しくは聞こえなかったけど、「5人ですよね?」「いえ、6人で」とか聞こえてきた。帰り道で同僚の先生から「ねぇねぇ、さっきのって、そういう話だったなのかな?」と聞かれたので、「そう思います」と答えた。あれはやっぱりそうだったんだろうな。

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