諸君、私はネガコメが好きだ。よろしい、ならばネガコメだ

諸君、私はネガコメが好きだ。

諸君、私はネガコメが大好きだ。

少佐シリーズを考えたけど、続きが思いつかなかったので割愛。でも、私はネガコメが好きで、ネガコメで華麗に炎上するエントリが大好きなんです。この世界にネガコメがなかったら、多分世界はひどくつまらなかったでしょう。ネガコメはブロゴスフィアの華。ネガコメがあるからこそ、日々のブログが美しく燃え上がり、ご飯が美味しく食べられるのです。

みんなだって本当はそうでしょう。ネガコメで思いっきり忌避の感情を表明して、エントリを書いた人に放火しながら、でも日々新たな炎上ネタを探しているのです。そうでなければ、ここまでソーシャルブックマーク界隈は炎上ネタで埋まったりはしないでしょう。

海外のソーシャルメディアもウォッチしていますが、日本ほどネガコメの炎上ネタで盛り上がる国って珍しいかなと思っています(自分の観測範囲が英語圏とヒンディー語圏限定というのもありますが)。日本のそこにはネットおたく文化が息づいていて、そしてその極北にそびえるのが、はてなブックマークだと思うのです。

私は自分が書いた記事について、はてブやTwitterでのコメントは全件チェックして読んでいます。「Twitterで反応を読んでドヤ顔してそう」と指摘されるときもありますが、そういう面もある一方でw、「これ、言葉足らずなだけだろー」とか「そんなこと思ってねーよ!」とか「人格攻撃すんなよwww」とか怒りを感じることはありますよ。人間ですもの。でも、それも含めてネットの一部だと思うのです。

その辺、藤子不二雄先生は達観されていらっしゃいますね。

(『エスパー魔美』)

ネットで文章を公開するってそういうことです。それが嫌なら、自分のマイドキュメントにテキストを書いていればいいのです。全ての人に平等に、ネット上に公開されたテキストを批評する権利があります。私はその権利を尊重しています。

最近、「炎上のリスクコントロール」と題して一部のWEBマーケティング企業が、ソーシャルメディアにおける炎上リスクに備えるというテーマでセミナーを行ったりしています。私はそういう動きに反吐が出ますね。ゲスい。

元々、ネットのコミュニケーションなんてお互いにゲロを掛け合うようなものなんですよ。そこに「ソーシャルメディアでセルフブランディング」とか変な概念を持ち出すからおかしくなる。お前ら、いつからそんなに綺麗な企業になったんだよ。ネットってもっと泥臭くて全然高尚じゃないよ。

もっと自然体で良いじゃん。ブロゴスフィアのネガコメの応酬の彼方に、輝くはてなが待っているのですよ。